福島から・・・
届いた。
美味しそうなイチゴ。
きゅうりもつやつや。

早速塩揉みして、たたき、ごま油風味にしたけれど・・・。
おいしかった。

この地方のお店には福島の野菜って並ばない。
大丈夫だから食べようって思っても手に入らない。
通販って言う手があった。

イチゴは食後に「イチゴミルク」にしていただいた。
これもおいしい!

Date: 2011/04/13


雪が・・・
被災地に雪が降っている。
もうお彼岸も近いというのに、この寒さ、しかも被災地に雪が降るなんて。

只、テレビを観るだけの毎日。

夕方スーパーへ行くと、お米売場が空っぽ。
何時もは山のように積み重ねられているお米の袋が全くない!
いったいなに?

お米買いあさってどうするの?
被災地でもない私たちが何を競って買いあさる?
カセットコンロや乾電池、水やティッシュやなんとトイレットペーパーまで?
皆が皆、被災地に親戚や友人が居るの?

何が悲しいって、こういうこと!

幸い今回の災害の被災地にならなかった私たちに出来る事。
それは何だろう・・・と。
元気な私に出来る事、それはしっかり働いてしっかり税金を納めて行く事。
未曾有の災害にみまわれた今、始まっている救援や支援、そしてこれから本格的になる復旧、復興。
膨大な費用と年月を要する。
経済を冷えさせてはいけない。
元気な地域はとにかく経済を支えて行かなければなるまい。

華美な贅沢は当然必要ないけれど、過度な節約や沈滞は経済に更なる打撃を与えてしまうのではないか?

粛々と、出来る限り日常を送りたい。
きっと、それが今私に出来る最大の支援ではないかと・・・。

そして、一般の私が必要とされる時がひょっとして来るかもしれない。
その時には、その時のために今静かに被災地の方々の事を思い続けて・・・。
Date: 2011/03/16


ごくらく
観に行って良かった!
会期は14日まで、・・・出かけられる日はこの日だけ。
朝一番で出て、他へも寄るつもりでこの日に決めた。
が・・・、何時もの事、なかなか思い通りの時簡に家を出る事は難しい。
昨日も毎度のこと、・・・結局家を出たのは10時過ぎ。
それでもお昼には大阪着。
近鉄をあきらめて新幹線にしただけの事はある。
少し余裕の時間がとれたから、パーツや材料など見に行けた。
あまり重くなっても嫌だなあ・・・と、発送をお願いして、なるべく身軽で。

久しぶりの大阪難波、いろいろ見て廻りたいけれど、そして美味しいものたべたいなあとも思ったけれど、今日はこれだけ!

東大寺での公開はきっと近寄れないほどの人出が予想できるので、とにかくまずは観られるうちに観ておきたい。
バレンタインのチョコレート売場が続く催事場、文字通り人をかきわけて会場へ。
中はそれほど混んではいない。

蓮池
風に揺れる蓮の花
すっくとのびる蓮の花
花びらがひとひらひらりと落ちる
はらはらと落ちる
透き通るような花びらが赤く白く

何枚も続く襖絵は極楽浄土



むせかえるような満開の桜
どっしりとかまえた幹はこれ以上咲き誇れない程の花を支えて、
淡い桜色、大人の桜色・・そして限りなく白に近い桜の花
桜はこの世の生きとし生けるものを賛美続けるかのように咲き誇る。
しだれ桜は華やかに、吉野の桜は気高く。

この世とは思えない空間に身を置いていた。
はっと気がつくまでどこに居るのかさえ忘れていた。
観るもの誰もが静かに絵の前に身を置く。

「無になって描きましたから・・・」

表現できる言葉も見つからない不思議な空気に包まれてぼんやり会場を後にした。
新幹線はやめた。
ゆったりアーバンライナーの椅子に座って、余韻を楽しんでの帰宅。
幸せな一日だった。
Date: 2011/02/10


2月
年が明けて早一ヶ月が過ぎた。
年末に雪が降ってから、ずっと寒い日が続き、冬らしい冬が続いている。
日曜日に降った雪がまだサザンカの垣根に白く残っている。
お陽様が照っても雪が溶けない。気温が低いということ。

東大寺の襖絵・・・制作に三年。
むせ返るような桜、
20枚の蓮の池・・・。

「この絵は私のものではないんです。名前はいらないんですよ、無になって描いたのですから。」

「無」になって描いたのですから・・・・
「無」・・・・

穏やかに静かに淡々と・・・

あれを描いてしまったら、もう何もいらないだろう・・・
「無」にならなければ描けない絵

そんなものに出逢える事の幸せ

ひたすら筆を走らせる事でそこに至る。
自分自身に向き合う事でそこに至る。
何も無い・・・ただ筆を動かす事。
・・・そこに至る。

バーナーの火を見つめて、とけはじめるガラスを見つめて、ほんの一瞬、それを感ずる事がある。
幸せな時だ。

今日から今年はじめての個展。
Date: 2011/02/01


秋深き日
人が生きていたということはこういうことだ。
一人暮らしだった義兄の死からもうすぐ一ヶ月になろうとしている。
来月早々には四十九日の法要を営むことになる。

この間、様々なほんとうに様々な片付け作業が続いている。
役所の届け出は何種類あったか。
銀行や郵便局、電気やガスのライフライン、クレジットカードや新聞屋さん
ご近所さんや行きつけの珈琲屋さん

人はたくさんの人の中で生きているのだ。
生きるとは人と交わること。
ひとつひとつ手続きをしながら、転送されてくる郵便物を開いてみては・・・
生きていたということはこういうことでもあるのか・・・と。


12月の名古屋での個展に向けて必死の毎日。
制作予定が根底から崩れてしまっていて、文字通り寸暇を惜しんでの制作が続く。
30年この仕事をしているが、初めての体験だ。
どうなることやら・・・と、先を考えることも怖かったが、やっとここへきて少し気持ちが楽になって来た。
当初の計画のようにはいかないけれど、作りたかったものを最優先にバーナーに向かっている。

今日は外は雨。
窓から見える樹々は真っ赤に染まって雨に濡れている。
下の道路から上がってくる階段アプローチに、桜と欅の葉っぱが敷き詰められている。
「錦の絨毯」か・・・。

あれもこれも作りたかったけれど・・・・限られた時間の中で密度濃く制作に専念することを、この年になって覚えたのかなあ・・・笑

秋の雨も気に入っている。
Date: 2010/11/22


秋それぞれに
「ゆんたく」のあと、12月の個展に向けて制作が調子に乗りはじめていた。
急に涼しくなったと、この夏の暑さを思い起こしていた10月のはじめ、癌を患っていた友を送った。
年下ではあるけれど30年近いお付き合いをいただいて、彼女のはつらつとした姿に刺激をもらっていた。
「彼女は母として、女性として、妻としていつも太陽のような存在でした・・・」
ご主人の言葉にそのすべてが込められていた。

この1週間前、長く床に伏していたもうひとりの友を送ったばかりだった。
ひとつ年下で、しかも同じ誕生日、ガラスの世界を通してお付き合いを重ねた女性。
何事にも好奇心旺盛、新しいことに臆することなく挑戦をする。
好きなガラスのことなら、ひとり海外へも飛んで行った。
心強い友であった。
15年を超える長い間、ご主人を中心にお二人の娘さんがどれほどの献身的な看病をなさったことか。
遺影は彼女のもっとも輝いた頃、あふれるような笑顔だった。

同じ頃、乳がんの手術をした友がいる。
「どうしてあなたが・・・」
と誰もが信じられないことだった。
誰よりも健康に気を配り、明るく、みんなのために生きているようなひと。
ひたすら手術の無事を祈った。
大丈夫、きっと勝つ。

10月末、義兄を送った。
「義兄」だけれど私にはほんとの「兄」だった。
8月お盆の頃、ちょっと胃の具合が・・・と言っていたのに、たった2ヶ月余の急な旅立ち。
すでにリタイアして10年、「家族葬」でとの兄の遺志で近親者だけの静かな通夜の席、50人を超える会社時代の多くの方が駆けつけてくださった。
30代や40代の兄の部下だった人たち。
その多くの人が目をまっ赤にして、涙をぽとぽとと流している。
衝撃だった。
「死に様は生き様」・・・「人は生きたように死ぬ」・・・
兄がやっぱりステキな兄であった。
「小さい頃から兄貴にはかなわないことばかりだったけどなあ・・・。最後までかなわなかったなあ・・・」
喪主を務めた夫の独り言は、私にも娘たちにも気持ちよく心に落ちた。

兄の初七日法要を終えた日、友人から「女房、終にだめだった・・・」と電話がはいる。
見つかった時には末期の癌、入院することなくご主人が二人の息子さんと一緒にご自宅でずっと看病を続けていた。
まだまだ若いステキなひと。
温かい人柄を偲ぶように、葬儀の会場はあふれるような見送る人たちだった。

この世に生を受けた以上、「死」を向かえることは必定。
見送る私の心にたくさんの思い出と安らぎを刻んでくれた。
暑かった夏を忘れてしまうように、樹々が色付き美しい。
散り落ちた葉っぱを履き集めながら、旅立った人たちへささやかな思いを馳せる。
毎日の営みの中で、ふと思い出すことがきっと嬉しい。
与えられている生を、いっぱいいっぱいしっかりと生き抜いて行くこと。
たくさんの人に支えられて生きていることを再確認して毎日過ごします。

落ち着かない中で、「豊田民芸館教室の生徒展」があり、すべて生徒さんたちの強力で無事に終了。
頼もしいかぎり。スゴい!
たくさんのお客様でにぎわった様子。みなさまに感謝です。

日曜日、孫の「七五三」詣り。
健やかに育て!




Date: 2010/11/09


招き猫
正面、ばんざーい!
Date: 2010/10/07


招き猫
斜め横だよ
Date: 2010/10/07


招き猫
ギャラリーの企画展で招き猫に色を付ける。
たくさんの作家さんたちが、それぞれに色を付ける。
2ヶ月程前にもらっていた真っ白な猫に色を付けた。

2ヶ月もあったのに、全く手が着けてなくて、ここ数日どんな絵にするか・・・と悩んでいた。
土曜日に持って行くのに、結局ギリギリになってしまった。
オシャレな猫が出来ました。
楽しい企画展になるといいな。
Date: 2010/10/07


猛烈に暑かった夏・・・それでもやはり秋はやって来た。
正直、もう秋は来ないのか・・・と思うこともあった。
夏中は9月の個展に向けて制作の毎日。
9月、個展が始まってからもバーナーに向かう毎日が続いた。
残暑が文字通り厳しい9月、バーナーに向かうのはしんどかった。
それでも、制作モードが継続していたからか、さほど身体に感ずることもなく、作品を仕上げて行くことが出来ていた。
ホッとした一ヶ月であった。
昨年より多くの方達にお出かけいただき、にぎやかな楽しい一ヶ月だった。
毎年のことながら、お客様に恵まれて、たくさんの方達に支えられて、今年も無事に終了。ありがとうございます。

ギャラリーの周りを散歩しながら、涼しくなった風がコスモスを揺らしていた。

ここへ来て、「秋バテ」(?)・・・
疲れが今頃来たかなあ・・・
Date: 2010/10/07


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