ヤマトは☆になりました
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ほんとに急にだめになったのです。 ヤマトが星になって今日で一週間。 いない寂しさに少しも慣れません。
二日前まで庭に出ていました。 亡くなる前日、食欲が無い様子でした。 去年の11月頃からずっとスポイトでごはんをあげていました。 ドライフードを水でふやかして、缶詰と一緒にミキサーでペースト状にして、スポイトであたえていました。 あたえるほうも、飲む方も最初はとってもへたくそで、なかなか食べる事が出来ず、口の周りにこぼす方が多いくらいでした。
「年を越せるかなあ・・・」とのお医者さんの期待(?)を裏切ってくれて5月までがんばってくれました。 最低でも一週間に一度、そして二度の時が増えました。 病院へ行って点滴と、痛み止めと、抗生物質、ときどき止血剤の注射。 ほんとにあばれることなく落ち着いて治療を受けていました。 先生や看護士さんにいつも誉めて頂きました。 その病院へも今朝、ご挨拶に行って来ました。 励ましの暖かいお手紙をいただいていました。
ヤマトは12年前の4月、冷たい雨のふる日に我が家の子になりました。 朝から近くで声がしていたと娘たちが言っていましたが、見に行ってもわかりませんでした。 夕方近く、庭に出たゴロウが松の木の根本で震えているヤマトを見つけました。 小さなやせっぽっちの、目ばっかり大きな、ずぶぬれちゃんでした。
私「どうしよう」 夫「どうしようって、保健所に持って行けるの?」 「それは絶対無理!」 「・・でしょ。だったら飼うしか無いんじゃないの」 「ん・・・。じゃお医者さん行ってくる」
『クロネコは幸せ運んできてくれる』 そのとおりのヤマト君でした。
「ゴロウちゃんが待っていてくれるから大丈夫だよ。長い間ありがとうね」 そう声をかけると、「ハッ、ハッ、ハッ」と3回少し深めの息をして、眠るように逝きました。
夜には孫たちが最期の別れにきてくれました。 シロツメクサで編んだ花飾りを持って・・・。 「ばあば、ゴロウちゃんは北の空のお星様だけど、ヤマト君は寒がりだからちょっと南のお空かもね」
ヤマト君、我が家の猫ちゃんでいてくれてほんとにありがとう。
もうきっとゴロウに見つけてもらって、いっしょに遊んでいるでしょう。
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Date: 2012/05/24 |
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